毟る。

毟る









みなさんは、この漢字が読めますか。









はげる  ではありません。


確かに毛が少ないけど、はげる ではない。














正解は「むしる」です。









毟という漢字は 国字 といって、中国から伝来した字ではなく日本で作られた漢字です。



意味を持つ漢字と漢字を組み合わせ、新しい意味を持たせた字。




そこで作られた漢字、「毟る」







今夜は「毟る」にまつわるお話でも。









先週のことでした。





サイコロの旅inラスベガスが2日目に突入し、少しだけ観光でも…と思い、セルカ棒を持って街に出かけました。



一人で画面に話しかけながらのラスベガス観光。周りの人からは

「友達がいないのかな、このFuck'n jap」

とか罵られていた気がします(そんなことない)





ラスベガスといえば、金色のライオンが輝くMGMグランド。



セルカ棒で堂々と自撮りするのも、ライオン様の前だと恥ずかしくなってきちゃったよ、、という時のショットです。


ちなみにハエミは今回、MGMに2日間、宿泊させていただきました。





ホテルも素敵だけど、アメニティグッズも素晴らしかったです。





まず、お腹ぺこぺこで宿泊する部屋に入ったら




プリングルスとオレオが置かれていました。

部屋にお菓子が置かれてるだなんて!素敵なおもてなし!あぁ、海外らしいわ。とかボソボソ言いながらボリボリ食べていました。










まぁ、そんなことは置いといて、、、。



とりあえずセルカ棒にも周りの白い目にも慣れて来て、街を楽しむ余裕が出てきました。









なぜかラスベガスには着ぐるみがたくさんいました。
わ!ミッキー!!!!ドナルド!!!!って叫びながら駆け寄ったら、



なんだかみんな雰囲気がおかしい。










まって、なにこれ気持ち悪い。








チップ?デール?新キャラクター?







やっぱり気持ち悪い。こいつ。




この目は確実に、3人くらい子どもを殺した目ですよ。





目があったらいけない気がした。








もうなんでこんな平和な街にスーパーヒーローがいるのかわからないけど、もうとにかく、この人になら守られたい。助けられたい。殴られたい。(おい)


ニセモノでもいいからとにかく殴られたい(おい)




ニセモノでもいいから、



ニセモノでもいいから、、、



そんな気持ちが強まって、とうとう






写真撮影。




ラスベガスまできてニセモノと写真撮影だなんて、なんだか悔しい気持ちがありましたが、




もうこの際楽しければいいから、ニセモノホンモノ関係ないさー、なんくるないさー!スリサーサー!とか言う気持ちで撮影。








そして、彼らに笑顔でサヨナラを告げた時でした。





「一人当たり20ドルのチップをよこせ」



私は英語がよくわかりませんが、確実に彼らはそう言ってた。



海外って怖い。 
 



「3人と写真撮ったから60ドルだ」


やっぱり海外って怖い。










ポケットからお金を出して、そんなに持ってないよと見せたら、









毟りとられた
















生えてる草をぶちぶちと抜くように、

鳥の羽を力強く引き抜くように


しっかりと掴んでいたはずのお金をむしり取られた。







毟るという字の怖さを、ここで体感しました。






おお、これが海外のおもてなしか。




た、楽しいじゃないか。(ぶるぶるぶる)





そう思いながら、観光を続けました。






ラスベガス来たなら、ベラージオの噴水を拝まないと帰れない。

憧れのベラージオです。

ベラージオでは、平日は15時から15分、もしくは30分間隔で噴水ショーをしています。

BGM24種類のパターンもあるとのこと。

今回は一曲しか観ていませんが、本当に美しい水のダンスでした。


そしてベラージオからの帰り道、

またもや目が怖い着ぐるみ。


もう、お前の笑顔には騙されない。





そして私が海外でしたかったことの一つ。


本場のマクダーナーに行きたい。



マクドナルドは日本でもたくさんあるけど、やっぱりアメリカ来たならアメリカのマクダーナーに行きたいですよね。

調子に乗って買いすぎたところも、私のお茶目で可愛いポイント。







アップルパイが日本のアッポパイとは全く違うパイ生地で美味しかったです。ありがとう米国。さすがだよ米国。




飲み物の種類は炭酸が比較的多いため、炭酸苦手な私にとっては少し胃袋が苦しかったです。げふっ





腹ごしらえも終えたし、いよいよ2度目のカジノ。(と言ってもボードゲームの知識は皆無)



なのでまたもやボタン押すだけでお金増えるマシーンに頼ってみた。



かかった時間は5分ほどでしょうか。




綺麗さっぱりなくなりました。テッテレーン。







まぁ、お金があるから楽しいんじゃなくて楽しむ心があれば楽しいものは楽しいんだと私は思います。




ということで懲りずに夜のラスベガス観光。

ラスベガスの看板とも言われるフラミンゴ。

花びらのネオンがここの見どころなのに、全然見えない。泣





南風見のお尻は海外にも通用する気がする、そんな一枚。





夜は夜で酔っ払いも多くて愉快な人がたくさんで、昼とは違ってまたいい雰囲気。


路上ミュージシャンの歌声が素敵なBGMとなって雰囲気を盛り上げてくれました。





黒人の男性が「俺、歌手してんだ」って言いながらくれたCD。


名前書いてやるからチップよこせだなんてひどいよ。兄さん。





またここで、お金をむしりとられたとは言うまでもない。







たのしかったサイコロの旅の全日程を終え、ホテルチェックアウト。



なぜか3千円取られました。





言われた言葉が






「プリングルス食べたでしょう?」









あぁ、こいつか。プリングルス。







サービスじゃなくて販売品だったのか。







ホテルマンに言われなかったら、私ただの食い逃げ犯ですよ。


ありがとうホテルマン。知らぬ間に犯罪に手を染めるとこでした。




今回の旅での学びは、行く先々のマナーやしきたり、その地元の常識を知ることの大切さに気付かされました。


知らなくても驚きがいっぱいで、旅はきっと楽しくなるとおもいます。

でも知らないからといって、プリングルスを食い逃げするのは話が違う。


私の当たり前の当たり前じゃなさ。

常識が非常識に変わる瞬間。

そんな小さな驚きが今回はたくさんありました。






今日は早くもお腹がいっぱい。そろそろお箸を置くとします。




本日もごちそうさまでした。


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